コストコは有料会員制の倉庫型ショッピングストアで、世界に847店舗(2023年1月現在)を展開しています。
アメリカをはじめ、カナダ、韓国、オーストラリア、ヨーロッパ各国など、多くの国で展開しているため、旅行や滞在先で会員カードを作成した方も多いのではないでしょうか。
私もその一人で、ハワイ滞在中にコストコを利用した際、「せっかくだから」と思い、現地で年会費を支払って会員になりました。その後、日本に帰国してから「このカード、日本でも使えるのかな?」と思い、実際に使ってみた体験と、そこで得た注意点をシェアしたいと思います。
海外発行の会員カード、日本で使える?
結論:使えます! ただし、制限ありです。
日本の店舗でも、入店時に海外発行の会員カードを提示すれば、問題なく入ることができました。
ただし、以下で紹介するように、更新・再発行・オンラインストアなどの場面でいくつかの制限があることがわかりました。
日本での更新はできない

日本に住んでいる場合、これが一番のネックかもしれません…。
コストコの会員カードは、基本的に1年ごとの更新制になっており、
期限が切れる前に再度年会費を支払う必要があります。
しかし、海外で発行したカードは、日本国内の店舗では更新できません。
私の場合、ハワイの店舗で作ったカードを持っていたので、
日本で期限が切れそうになった際に「日本で更新できるかな?」と期待してカウンターに行きました。
結果は…「発行国での更新が必要です」とのこと。
つまり、日本に住んでいる限り、有効期限が切れるたびに海外へ行かないと更新できないという非現実的な運用が求められます。
一部では、「海外で仮カードを発行しておけば、日本で切り替えられる」という案内を受けたという声もありますが、私の体験では、そのまま切り替えることはできませんでした。
紛失した場合はどうなる?
カードを紛失してしまった場合でも、条件を満たせば「仮カード」の発行が可能です。
重要なのは「会員番号」を把握しているかどうか。
もし番号が分かっていれば、日本の店舗で仮カードを発行してもらい、その日限りの買い物が可能です。ただし、本カードを日本で再発行することはできません。
さらに注意が必要なのは、会員番号が分からない場合、日本の店舗では海外の会員情報にアクセスできないため、一切の対応ができません。
スタッフにも確認しましたが、「他国の会員データは照会できないため、本人確認が取れなければ何もできません」とのことでした。
オンラインストアは?
コストコには、実店舗とは別にコストコオンラインがあります。しかし、オンラインショッピングは、会員カードを発行した国のサイトでしか利用できません。
たとえば、アメリカでカードを作った場合、「Costco.com(米国版)」でしかオンライン注文ができず、
「Costco.co.jp(日本版)」ではログインも注文もできないのです。海外ユーザーが一時的に日本滞在している場合などは、この制限によって不便を感じるかもしれません。
まとめ
- 海外発行のカードでも、日本での入店・買い物は可能
- ただし、日本では更新できない
- 紛失時の対応には、会員番号が必須
- オンラインストアは発行国に限る
- 制限が多く、頻繁に使うなら現地で発行し直すのがベター



結局、毎回仮カードをもらうのが面倒で、日本で会員カードを作り直しました(笑)
結論:カードは「住んでいる国」で作ろう
海外での短期滞在や出張で会員カードを作るのは便利ですが、長期的に利用するなら、生活拠点となる国でカードを発行するのがベストです。移住や帰国を予定している場合は、発行元の国でカードを解約し、移住後に改めて新しいカードを作成するといいでしょう。
これから海外でカードを作ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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