色とりどりの熱気球が空に舞い上がる、秋の佐賀の風物詩。
佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、毎年11月初旬に開催される国内最大級のスカイスポーツイベントです。
2025年の開催は、10月30日(木) 〜 11月3日(月・祝) の5日間
でも実は、ただ行けば見られるというものではありません。
風の影響や時間帯、アクセスの問題など、見物には少しコツが必要なんです。
この記事では、せっかく行ったのに「何も見られなかった…」という失敗を防ぐためのヒントをお届けします!
天候:風がすべてを左右する

熱気球は非常に繊細な乗り物。
見た目のゆったり感とは裏腹に、風に対して極めてデリケートです。

地面では風を感じなくても、上空では強風なんてこともあるよ
地上で少し風を感じたら、上空ではかなりの風が吹いていると考えておきましょう。
風速3m/s以上で中止になるケースもあるため、見学日には天気予報の風速情報を必ずチェック!
時間帯:見るなら絶対「午前中」


熱気球競技は、基本的に午前と午後の1日2回行われます。
しかし、午後は日射の影響で風が出やすく、競技中止の確率がグッと上がります。



2022年は、午後の競技が全日程で中止になったって知ってた?
確実に気球を見たいなら、午前6〜9時ごろの競技時間帯を狙うのが鉄則です。
早起きが苦手でも、この日だけは頑張ってみてください!
候補日を複数用意しよう


バルーンフェスタは5日間にわたって開催されます。
しかし、天候によっては1日中止になることも珍しくありません。
1日だけに絞るのではなく、予備日を含めて計画するのがポイント。
連泊して2〜3日確保しておけば、気球に出会える確率がグッと高まります。



“今日はダメでも明日がある!” そう思えるだけで気持ちが楽になる!
アクセス:公共交通が断然おすすめ
佐賀バルーンフェスタの開催中は、JRバルーンさが駅が臨時開設されます。
この駅から会場までは徒歩1分もかからず、アクセスは抜群です。



改札を出たらすぐ会場。こんなイベント、他にないかも!
また、JRも臨時列車を増発して対応してくれます。
渋滞や駐車場探しの心配もないので、迷ったら電車がおすすめです。
車で行く場合の注意点
自動車で来場する人向けに、複数の駐車場が用意されています。
その中でも「バルーン会場北駐車場(嘉瀬川河川敷内)」が最大規模です。
しかし、会場までやや距離があり、道路の混雑もかなり激しいのが難点。
最低でも2時間の余裕をもって出発しましょう。



渋滞にハマって、気球が飛ぶのを遠くから眺めるだけになった…なんて話も
周辺道路は通行止めになるエリアもあるため、必ず公式サイトでルートを確認してください。
会場のトイレ事情にも注意
会場内のトイレは仮設トイレのみ。
周囲にも商業施設や公共施設はほとんどありません。
そのため、トイレ待ちの行列ができることも想定しておきましょう。
また、服装にも工夫が必要です。



ロングスカートや裾の広いズボンは、仮設トイレでは不便かも…
女性や小さなお子さん連れの方は、特に注意してください。
見物場所:どこで見るかで楽しみ方が変わる


熱気球を間近で見たい方には、JRバルーンさが駅側の河川敷や、バルーン会場北駐車場がおすすめです。
競技の迫力と音、そして立ち上がる気球のエネルギーを間近で感じられます。
一方で、幻想的な気球のリフレクション(川面への映り込み)を撮影したい方は、嘉瀬川の対岸の河川敷がおすすめ。





嘉瀬大橋を渡って移動できるよ。三脚を立てたカメラマンがズラリ!
自分の目的に合わせて、場所取りも工夫してみましょう。
観戦マナーとルールも要チェック


実は、熱気球競技には細かなルールやマナーがあるのをご存知ですか?
知らずに競技エリアに近づきすぎたり、離陸の邪魔をしてしまうと、進行の妨げになることも。



知らなかったでは済まされない。事前にチェックして、気持ちよく観戦しよう!
公式ホームページには観戦マナーが丁寧にまとめられているので、出発前にぜひ目を通しておきましょう。
空に咲く気球の花を、あなたの目で
早朝、夜明け前の空がグラデーションに染まり、
そこに無数の熱気球がふわりと浮かび上がる瞬間。


言葉を失うほど美しいこの風景を、ぜひあなたの目で体験してみてください。
この記事が、そのチャンスを確実に掴む手助けになれば嬉しいです。
佐賀バルーンフェスタで最高の一枚と出会えますように!
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